恋ってなんなの?〜2話〜
ショウ君に告白されてからしばらくしてから、私は帰り、スマホとにらめっこをしていた。
「…どうしよ…」
誰かに相談しようにも、家族にはもちろんムリだし、ショウ君のコトが好きなミミにはできない。友達のゆかちゃんは…
ピロリン
ゆかちゃんからのメールだ。
『○○©と△△が一緒に帰ってたんだけど!…リア充め…』
「……」
彼氏が欲しくて、リア充を恨む(?)ゆかちゃんにはムリだ。
「ああっ、もうっ」
スマホをベットに放り投げ、部屋をうろうろする。どうしようという不安と相談できないというイライラで壁を蹴ろうとした時、
「ご飯できたわよ〜!!」
母の声が聞こえた。
ここは二階だから、大声でないと一階のキッチンからは聞こえない。
スマホでメールとかしてくれればいいのに
「…いまいく!!」
部屋を出て、キッチンにむかうと、
「ちょ、飯 まだできてないじゃん!」
「あ、これでテーブル拭いといて」
「…はぁ?」
翌日
「ねむ…」
あの後 私はイライラマックスでなかなか眠りにつけず、寝坊してしまった。
「ねぇねぇ、どーしたの?めずらしいね、サクラが寝坊したなんて」
ミミが顔を覗き込む。
その途端、告白のことを思い出し、
「なっ、なんでもないしっっ」
私は顔を赤くして慌ててそう言った。
「絶対何かある」
ゆかちゃんが無表情で言う。ゆかちゃんは学校では静かで優等生というキャラだけど、本当は 不良といってもいいほど、ヤバい。
そんなゆかちゃんの言葉を聞いたミミがニヤニヤしながら、
「ほほぉ〜」
「な、何その、目っ」
ガラっ
「…っ」
教室に入ってきたのは、ショウ君だった。その瞬間、私とショウ君の目があう。
すると、ショウ君は私に近づいて、小さな声でささやいた。
「え?」
続く